導入・活用事例

100人規模のシフト作成が週10時間から1〜2時間へ劇的短縮 -「退路を断つ」徹底運用で店舗拡大とQSC向上を両立したマムズタッチの挑戦

作成者: シェアフルシフト|Sep 16, 2026, 5:00:00 AM

新店舗応援部署(NSO)担当  - 若旅様

Q. シェアフルシフトをご検討された、当時の店舗環境やきっかけについてお聞かせください。

A. 検討を開始した当時は渋谷店の1店舗のみだったのですが、スタッフが100名近く在籍していたんです。その大人数のシフトをすべてExcelで作成・管理していたのがそもそもの始まりでした 。

スタッフからのシフト希望をLINEで収集し、それを手作業で1人ずつExcel入力していたため、作成や調整に膨大な時間がかかっていました 。現場からも「シフト作業に時間がかかりすぎる」という声が上がっていましたし、これから新店舗のオープンも控えている時期だったため、シフト管理の効率化と簡素化を目指してシステム導入を検討し始めました 。

Q. 導入前に現場や本部側で生じていた具体的な課題や苦労について教えてください。

A. とにかく手作業によるヒューマンエラーや調整の不便さが大きな課題でした 。
シフトの人数が足りない枠があるとグループLINEで呼びかけるのですが、反応が薄いため個別にLINEで連絡を取って調整するしかありませんでした 。また、手入力のため「当日になって間違いに気付く」「本来いるはずのスタッフがいない」といったトラブルも発生していたんです 。

作成手順としても、店長がExcelを見ながら必要人時を調整し、SVの最終確認を経てアルバイトへ周知する形をとっていましたが、とにかく確認作業が大変でした 。

本部側にとっても、Excelの最新版を確認しても行き違いが生じたり、本部が指定する人件費率(レーバー)の目標値と現場での実際のシフト作成数値との間に齟齬が生じるなど、リアルタイムな数値把握・管理ができていない状態が続いていたんです 。

選定の理由:現場の作成工数削減と、本部との「リアルタイムな視界共有」

Q. 数あるシステムの中で、シェアフルシフトを選ばれた決め手は何だったのでしょうか?

A. 一番期待していたのは、現場のシフト作成工数の削減と管理の簡素化です 。そして、本部からでも店舗と同じ最新のシフトをリアルタイムで閲覧・介入できる環境を作ることでした 。

実際にシステムを導入してみると、人員が不足した際にも1人ひとりに連絡することなくアプリ上で一斉に募集が出せる「ヘルプ機能」が非常に便利で、期待以上の効果を感じましたね 。

検討段階では「現場の店長が使いこなせるか」「慣れ親しんだ過去のやり方に戻ってしまうのではないか」という懸念もありましたが、操作画面の分かりやすさや事前の練習体制が整っていたため、スムーズな導入が可能になりました 。

導入後の効果:週10時間の作業が1〜2時間に!韓国本部との数値管理もスムーズに

Q. 導入後、シフト作成時間や本部側の管理体制にはどのような変化がありましたか?

A. 工数削減の面では本当に大きな成果が出ました!
以前は店長が100人近くのシフトをExcelで作成するのに週10時間ほどかかり、本部の確認や調整を含めるとトータルで2日かがかりの作業だったんです 。
それがシェアフルシフトを導入したことで、今ではわずか1〜2時間程度で完了するようになりました 。

まさに「いいことしかない」状態です 。

また、本部側での可視化という点でも、日ごとのアルバイトの時間数や全体のシフト状況が一目で確認できるようになりました 。弊社は韓国本部側からも人件費や労働時間の管理(レーバー)を非常に厳しく見られているのですが、リアルタイムで変化を追えるようになったことで、毎日の状況共有や調整が格段に楽になりましたね 。

店舗が増えていくほど、この管理のやりやすさはさらに大きな強みになると実感しています 。

「過去のExcelには絶対に戻さない」。事前の徹底テストと意識改革による定着化

Q. 現場で混乱なくスムーズに定着させることができた要因や工夫について教えてください。

A. シェアフルシフトの藤川様と導入前から綿密に打ち合わせを行い、切り替え前に実際に店舗でシフトを作成して本部へ提出するテストを練習したことが大きかったですね 。

そして、最大のポイントは2週間ほどのテスト期間を経た後、「過去のExcelなどには絶対に戻させない」という方針を徹底したことです 。
前のやり方に残ったままだと2重管理のリスクが発生してしまいますから、あらかじめ「過去のExcel作成はしんどかったけれど、これに切り替えれば絶対に業務が楽になる」という未来を現場にしっかりと伝えて、退路を断つ形で一気に切り替えを行いました 。

また、新店舗を展開する際にも、初期のオペレーション教育の中で「シフト作成はシェアフルシフトで行うのが前提」としてトレーニングを組み込んでいるため、どの店舗でも迷うことなく定着が進んでいます 。



おわりに:浮いた工数を「QSCの向上」へ還元し、事業成長を加速させる

Q. 今回の導入で得られた一番の価値や、今後の店舗運営における展望をお聞かせください。

A. シフト作成の時間が大幅に削減され、週に約1営業日分にあたる膨大な工数が浮いたことで、その時間を飲食店にとって最も重要な「QSC(品質・サービス・清潔さ)」の向上や店舗運営のチェックに充てられるようになったことが最大の価値です 。ルーティンワークから解放されたことで、店長がお客さま満足度を高める本質的な業務に集中できるようになりました 。

今後は、店長だけでなくアルバイトスタッフでも適正なシフト作成が行えるような体制構築を進め、組織全体のQSCをさらに底上げしていきたいですね 。

また、現在は1週間単位で実施しているシフト作成サイクルを2週間単位に広げてスタッフが予定を立てやすくすることや、AI等を活用した売上予測に基づくタイムリーなシフト編成など、デジタル化による効率化を進めながら店舗拡大を支えていきたいと考えています 。

 

【編集後記】

今回のインタビューで特に強く印象に残ったのは、若旅様が現場の苦労に寄り添いつつも、「絶対に業務が楽になる」という確信を持って強いリーダーシップを発揮された姿勢です 。

「2重管理を防ぐために過去の手段に戻させない」という強い方針の背景には、店長やスタッフが不毛な手作業から解放され、飲食店本来の醍醐味である「QSCの向上」や「顧客満足度の追求」に時間を使ってほしいという、温かい「現場愛」と情熱が込められていました 。

日本国内での急速な店舗展開を進めるマムズタッチ様が、現場の笑顔と質の高い店舗運営を両立しながら成長していけるよう、シェアフルシフトとしても単なるシステム提供にとどまらず、一番近くで現場に伴走するパートナーとして全力でサポートしてまいります 。
ありがとうございました!