株式会社 万惣

8時間かかっていた業務が2分に!もう以前のやり方には戻れないと店長から評価。

スーパーバイズマネジャー 荒平 貴生様

今、IT化・DX化を推進する背景

担当されている業務内容についてお伺いさせてください

  主に、スーパーマーケットの現場作業の業務改善に向けたIT化・DX化の推進を担当しております。弊社は創業がら60年以上が経過しまして、当時世界的にみても画期的だったボックスストアを日本で採用・確立を進めるなど歴史のある企業ですが、近年の働き方改革の為にもIT化・DX化の導入を行い業務改善を進めております。

現在の市場環境はいかがでしょうか?

 現在の物価高の影響は元々ロープライスでの提供を目指している弊社にとっては、お客様にバリューを感じていただける機会にしていきたいと考えております。スーパーは様々なコストを使って運営しています。どの企業にも言えますが、使ったコストは最終的に価格に反映してお客様からいただかなければなりません。このコストの削減の中で、やはり現在のアナログな管理では工数削減が難しい為、改めてIT化・DX化を強く推進する必要があります。例えば、商品の賞味期限チェックのDX化や、温度チェックの自動化など今まで人が行っていた作業をデジタル化を行うことで人時生産性を高める事を目指しています。

 

IT化・DX化を推進する主な目的はなんでしょうか?

 一言で言えば、店舗運営の省人化と従業員満足度の向上です。今後、高齢化が進んでいき労働人口が減少するっていうのがすでに見えているので、雇用の難易度が高まるのは自明です。特に正社員採用はより難しくなっていくと思います。現在35店舗展開している万惣ですが、従業員のうち9割がパートの方なんですが、今後さらにその比率は増していくと考えております。ですので、よりパートの方々が活躍できるような環境を作っていくことが重要になります。
 また、重要になるのが費用対効果が見合うか、という点です。莫大なコストを投下すれば当然作業の効率化自体は簡単に行えますが、コストに対してリターンが見合わないというケースはもちろん避けたいため、自社でできないかという見定めは慎重に行います。

Sync Upをお選びいただいた背景

シフト管理においてどのような課題があったのでしょうか?

 一番は、労務管理業務の作業負荷が大きいという点にありました。従業員が80名程度の店舗であれば、毎月店長が1000件以上の出勤状況等を手入力する必要があったので、8時間ぐらいかかってしまっていました。そういった店長の業務負荷を下げつつ、パートの方に受け入れられやすいサービスを探しておりました。

 

数あるシフト管理ツールの中でSync Upをお選びいただけた理由をお聞かせください

 まずは、月額料金の安さです。5-6社程比較を進めさせていただきましたが、Sync Upが最もコストが低く始めやすかったというのが大きいです。また、Sync Upは従業員用のアプリがあるため、誰でも簡単に希望シフトの提出・確認ができるというのは非常に重要でした。パートの方々の平均年齢が大体50-60歳前後が中心なんです。なので、他のシフト管理システムのように、スマホを使ってブラウザ経由でシフトの提出/確認を行ってもらうというのはハードルが高いです。そういった点でパートの方に使ってもらえるサービスだなと思いました。

 

ご利用を開始しての効果実感はいかがですか?

 まず、労務管理ツールへの入力業務ですが、従来8時間程度かかっていた作業が2分で完了するようになりました。この点は非常に助かっております。Sync Upでは、各店舗ごとの必要な情報を選択し、簡単にCSVとして瞬時にエクスポートできます。Sync Upを特に使いこなしてくれている店長からは2度と以前の状態に戻りたくないと言われるほどです。
 また、先ほど述べた通り、やはり従業員用アプリがあるというのは非常にパートの方にとって好感触でした。ログイン履歴を見ると、毎日のようにログインしています。スムーズに導入推進が進んだ一因だと思います。

 

シフトの確定データをブランドや店舗単位でエクスポートできるため、連携が簡単!

Sync Upをどのように現場浸透されていきましたか?

 実は、以前Sync Upを導入しようとフリートライアルをさせていただいたんですが、その時に現場浸透がうまく進まず、本導入まで進まなかったんですよね。その時の要因が、35店舗の店長の中からデジタルツールの活用が苦手であろう店長を3人選んだ結果、活用が進まず断念という結果になりました。
 今回は、デジタルツールの導入のような先進的な取り組みに関心が強い店長を選んだことで順調に導入を進めることができました。やはり、スモールサクセスを踏みつつ段階的に浸透を進めていくことが重要です。

おわりに

万惣として今後どのような店舗を目指していますか?

 やはり第一は省力化です。将来的には、ロボットに作業を代替させていきたいと思っています。例えばですが、運搬業務などはロボットに任せていけるんじゃないかと考えておりまして、倉庫から各売り場に夜中のうちに運搬する、という形です。ボックスストアで販売している万惣にとっては、段ボールが売り場に移動して要れば、あとは開くだけなので大きな業務改善につながります。
 そのような省人化のためのIT化・DX化を進めていきたいという中で、従業員に受け入れられやすい形を今後も追い求めていきたいと思います。

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