OniGO株式会社

最先端の小売りビジネスに求められる複雑かつシビアな人員配置

店舗運営本部・コーポレート本部 酒井 利幸様(画像左)
人事部 王 炳澄様(画像右)

最短10分という素早さで商品をお届けするOniGO

まずはOniGoのビジネスとそれを取り巻く現在の環境について、簡単にご説明いただいてもよろしいでしょうか?

 OniGOは日常のスーパーでのお買い物をわざわざ実店舗に行くことなく、デリバリーで完結できる宅配スーパーです。
「最短10分で届く宅配スーパー」というキャッチフレーズからもわかる通り、最短10分という素早さで商品をお届けできるクイックコマースと言われるサービスを提供しております。

 スーパーと名乗っている通り、生鮮食品など通常のECでは取り扱いの難しい商品をお届けすることができ、日常の中で発生する「実店舗までいって買い物をする」という手間、つまり時間を省くことで人々の大切な時間を作り出すことができます。

 昨年8月に第1号店を出店して、現在は東京23区で12店舗展開しており、23区については概ね網羅しつつあると言える状態です。宅配サービスという特性上、直近のコロナの第7波の際には猛暑も重なって非常に需要が盛り上がっており、罹患されてしまった方や自宅で仕事をされていたり外に出たくないといった方など多くの方にご利用いただきました。

 一方でコロナも落ち着いてきて気候も良くなってくると少し売り上げも落ち着いているといった形で多少の浮き沈みはあるものの成長軌道を継続しております。

300人弱という規模感で求められる複雑かつシビアな人員配置

シフト管理ツールの導入の背景についてお伺いさせていただけますでしょうか?

 我々のサービスは一般的なデリバリーサービスと違い「最短10分」という速さを重要視しているので、ほとんどの配達員を自社でアルバイトスタッフとして雇用し、彼らにサービスを提供してもらっております。それに加え繁閑差に対してシビアに対応する必要があり、非常に複雑性の高い中でシフトを組まなくてないけません。

 例えば、通常の実店舗であれば例えばレジ待ちが長くなるなど、お客様の目に見える範囲で混んでいる、空いている、スタッフが多い、少ないなどが理解できますが、我々のビジネスではアプリ上で注文していただいて商品が届く瞬間までお客様からスタッフが見える機会ありません。
お客様としては「注文したらすぐ届く」という期待値でいる中でサービスを提供しなくてはいけないのです。

 しかし、まだまだ需要が暖まりきってはいないため、曜日や天気などに関係なく繁閑が発生してしまっており人員の最適化という観点では非常に予測が難しい状況ですので。注文が多いに越したことはないですが、スタッフをきちんと張っていない中で不意に増えてしまうと遅延が続発してしまいますし、スタッフを多めに張ってしまうとビジネスとしては難しいということになります。

 また、もう一つの観点として配置した人員をどのように活用するかというものもあります。我々のビジネスは物流のラストワンマイルを担っているサービスとも言えますので、その強みを活かして別事業を行なっており、余力のあるリソースを割り当てるようにしています。

 12店舗、300人弱という規模感で繁閑差に対してシビアに人員配置をしていかなくてはいけない、さらにどの業務に充てどのように動かしていくのかも設計し、最適化していくことがビジネスの利益を産む上での肝となってくるので、そういった部分を実現するためにツールが必要になったということになります。

店長やシフト管理者の工数削減が十分に見込める直感的で最適なUIが決め手

今回Sync Upを導入いただいた背景についてお伺いさせていただけますでしょうか?

 基本的には我々がやりたいことに対して、一番ストレートだったということになります。

 よくある話ですが最初はスプレッドシートを活用してシフトを管理していましたが、店舗数・人数が多くなってきて少し難しくなり先述のような課題も出てきたため別ツールを導入しました。

ですが、弊社の求める複雑性の高いシフト管理にはほとんど対応することができませんでした。また集計やシフトの閲覧といった基本的な動作についても少し時間がかかってしまうことがあり乗り換えを検討しておりました。

 Syn Upを採用させていただいた1番の決め手は操作性の高さです、直感的なUIと機敏な動作性で店長や管理側の工数を減らせるということを十分に見込めるものでした。

 また、UIやスピードについては他にも類するサービスはありましたが、職種別、かつ事業・業務別などのように細かい設計を行おうとした時に、それに適したUIを持っていたのがSync Upでした。

胸を張って「Sync Upでよかった」と言える

緊急募集などスピード感が非常に重要だと感じましたが、Sync Upを導入したことで改善されたところはありますか?

 シフト全体の仕切りを行う管理者としても現場の店長としてもシフト作成の工数を大きく削減できており、胸を張って「Sync Upでよかった」と言える状態になっています。

また、人件費などの集計機能に関しても速報レベルでどれくらいの時間数や人件費のかかり具合なのかということが確認が直ぐできるので非常に重宝しています。
欲を言えば、集計機能のビジュアライズはもう少し進化して欲しいですが、、笑

今後Sync Upに期待することなどあれば教えていただけますでしょうか?

 現場でのシフト管理工数の削減については概ね満足しているのですが、それを集計してPLに仕立てるとか、人件費の着地を予測しそれに応じてもう一段の調整を加えるなど、本部側の目線で概観を捉えて何かしようとした時に情報がミクロすぎるところがあるかなと思います。弊社ではそのあたりが可能になることよってより経営効率を高める余地がまだまだあると思っています。

また、ヘルプの募集などの機能がまだまだ使いきれてないので、そういう部分がうまく使えるようになるといいなと思います。

シフト管理の効率化を通じて新たな収益化や事業展開につなげたい

シフト管理通じての将来の展望などあれば教えていただけますでしょうか?

 サービスの観点ではシフト作成の時間が短縮されることで、より細かいシフト組みが可能になってくると思いますので、それを通じて繁閑差に対する対応をよりスムーズに行なって利便性の高いサービスを提供していきたいと思います。

 また、経営視点で言うとスタッフの時間は大事なリソースであり、それをいかに収益化するか?と言うのをより深く考えていきたいと思います。

 計画であるシフトに対して実績がどうだったのか?今はスプレッドシートを使ってみているが、シフト管理ツール上でシフトと実績でどのあたりに乖離があり、どこに余力が出てしまったのか?といった辺りまで見れると、リソースを収益化したり新しい事業展開を考えたりといったことにも繋がっていくと思っています。

ありがとうございました!今まさに注目のOniGOの求人はこちら

Onigo_recruiting_site_採用ページ